AM8:00 ラシェルに起こされて起床。
なかなか起きなかったのに「朝食片付けるぞ」の一言で飛び起きたのが印象深い。
二階から降りる際、寝ぼけて階段を踏み外す。
ラシェルにより事なきを得る。
AM8:20 朝食。
本日のメニューは自家製パンにオムレツ、サラダにスープ。
結構豪華だが、卵が朝市の特売品だったりスープが前日の残りだったりしている。
中々生活の知恵が行き届いているようだ。
……と思いきや、パンは一斤以上、座布団みたいなオムレツにでかいサラダボウル。
一般的な量のラシェルに対して明らかに量がおかしい。
そりゃ知恵を使わざるを得ないだろう。
切ったパンを一切れ手に取った瞬間、3分の1くらいが手品のように消えたのは衝撃的。
前日の夜何故スープが残ったのか不思議でならない。
AM9:00 洗濯を始めたラシェルを家に残し、何やら荷物を持って外へ。
(ちなみに料理がラシェル、掃除がサーシャ、洗濯は当番制のようだ)
到着したのは町の外れにある教会。
教会に住む孤児達に囲まれている。孤児院の手伝いのようだ。
赤ん坊のあやし方は結構慣れている。
途中、生まれたばかりの子が洗礼に来たらしくその手伝い。
午前のミサでは聖歌を歌った。
昼食は教会から支給されたが、非常に物足りなさそうな顔をしていた。
仕事終わりは酒場へ。依頼を見ていたが気になるものは無かったらしい。
客や冒険者達の前で演奏を披露。実入りは12ダルクとまずまず。
PM2:00 帰宅。ラシェルは出稼ぎなのか留守にしていた。
エプロンを装備して家の掃除を開始。
途中小腹が減ったのか、コーヒーと(ホールサイズの)シフォンケーキでおやつタイム。
手際はいいのだが、3度ほど花瓶やグラスを割りそうになっていた。
PM3:00 ラシェル帰宅、旅団へ。
談笑中に出た茶菓子もしっかり平らげていた。
PM7:00 途中市場に寄り、夕食の材料等を買って帰宅。
部屋の机に向かい、羽ペンを手に試行錯誤。詩や曲を書いているらしい。
部屋の家具はナチュラルな木製。
薄紫の壁紙に桜色のカーテンと、質素だが女の子らしい部屋である。
家具はベッドに楽譜の積まれた机、童話や魔法書の並んだ本棚、鏡台にクローゼット。
ギターやヴァイオリン、オルガンやチェロに大型のグランドハープも点在。
どれも使い込まれているが、手入れが行き届いている。チューニングも完璧。
PM8:00 夕食。何処に入るのか実に気になる量である。
「口に入れる」と言うより、「口の中に消える」が正しいかもしれない。
小動物のそれに似た租借はしているのだが、無くなる量は明らかにそれ以上だ。
PM9:00 入浴時間。浴室には機嫌良く鼻歌が響いている。
微塵も感じさせないが、背中に残る大きな傷が痛々しい。
中々出てこないのを気がかりに思ったラシェルが来ると、居眠りをしていた。
慌てて起こされた為事なきを得る。
PM11:00 夕食前の続きらしく、机に向かって試行錯誤。
途中からうつらうつらし出し、日付が変わる前に机でぐっすり。
真夜中に目が覚めると毛布が掛かっていた。就寝前に来たラシェルが掛けたらしい。
毛布を抱いたままおぼつかない足でベッドにばったり。これは朝まで起きないだろう。
リゼット:…………。
……妹っていうか保護者ですね。